Kingdom Fellowship Church


Message Outlines

2010.10.17

時代を聖書で見るF

黙示録13章においてはふたつの獣が現れます。ひとつはいわゆる反キリスト、ひとつは彼に仕える獣です。後者の獣は最初の獣の像を造らせ、それに息を吹き込み、徴・不思議をなします。最初の獣のしるしを民の右の手と額につけて、物の売り買いを規制します。最初の反キリストについては17章において詳細に述べられており、7つの山の上に座し、7人のローマ皇帝の5番目であるネロの霊をもって蘇り、8番目の王となります。この反キリストは死と復活を模倣する者であり、それはキリストの業の真似です。サタンはキリストの業の真似をするのです。かくして終わりの時代においては、このようなサタンの霊を直接受けた獣によって、地上の政治や経済がコントロールされます。反キリストは1時間で10人の王に権威を与え、彼らはひとつの思いをもち、結束します。しかし子羊とその弟子たちは彼らと戦い勝利します。そしてついに獣は大淫婦を滅ぼしてしまうのです。その女とはローマカトリックと思われます。なお、宗教的バビロンについていろいろな説があり、カトリックであるも言われますし、現代のアメリカでもあると言われています。これについては次回に解説します。        


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聖書:黙示録13章;17章


@1-10節:反キリスト→前回解説
 ・獣の数字は666→歴史的にはネロ
  ギリシャ語 ヘブル語
  Ne     n    50
  r      r    200
  w     w     6
  n      n    50

  Kai    q    100
  sa     s    60
  r      r    200
             ―――
            =666
 ・かつていた(ネロ)、今はいない、やがてアビスから来る(ネロの霊を受ける)
 ・7つの頭は7つの山(ローマの象徴;ローマは異教的なものの影響を受けている)
 ・7人の王、5人はすでに倒れ(ジュリアス・シーザー、チベリウス、カリグラ、クラウディウス、
 ネロ)、今いるのはドミティアン、7人目は反キリストとして、殺され、ネロの霊を受けてよみ
 がえり8人目となる→キリストの真似


A11-18節:獣
 ・地から→ユダヤ人から
 ・子羊のような2本の角→キリストの真似
 ・偽預言者(16:13)
 ・最初の獣をバックアップ
 ・大いなるしるしを行う
 ・地の民に最初の獣の像を造らせる
 ・像に息(pneuma)を与える
 ・右の手あるいは額にしるし与える