Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.05.03

完全な救い

旧約のレビ系の祭司制度は律法によって私たちに義を要求するものでした。それは人類を神の基準に回復することはできず、かえって欠けが露にされたのです。しかしキリストはメルキデゼク系の大祭司となられました。それはご自身の血によって、ご自身を完全な捧げ物として神を満足させたからです。かくして神は自らの誓いによって、神の被受造のいのち(Zoe)の力によって、永遠の大祭司とされました。この方には傷も欠点もなく、それゆえに神の義を完全にまっとうし、神の愛を完全に証されました。そして今もなお天のまことの至聖所において、私たちのためにとりなしをしてくださっているのです。それゆえに私たちはキリストにあって神の身元に進み出るならば、キリストは私たちを完全に救うことができるのです。この祭司制度は永遠であり、ただ一度のキリストの御業によりすでに完成されています。私たちは永遠の裁きから、今日的な罪や病や欠乏、そしてなによりも神に変わって座を占めようとする自己から救われているのです。サタンはあらゆる偽りをもって私たちをその救いから逸脱させようとすることでしょう。この時間と空間の中で起きる事柄は所詮幻です。真の存在は神ご自身であり、神の言葉であり、神のわざなのです。ここにしっかりと立って、時期を得た助けを受けるために恵みの御座にタッチしましょう。


<<週報メッセージアウトライン>>
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聖書:ヘブル7章

@レビ系祭司制の不完全さとキリストの祭司制の完全さ
Aキリストはいのち(Zoe)の力により祭司とされた(16-17節):Zoeとは被受造の時間と空間を越えた神のいのちの実質(cf.ヘブル1:3)
Bキリストは神の誓いによって祭司とされた(21節)→御心は変えられることはない
Cよりすぐれた契約の保証人(22節)→神の存在そのものがかかっている
D不滅の祭司職は、ご自身に近づく者を完全に救う(25節、cf.4:16)←とりなして下さっているから


●暗証聖句●

4:16 だから、憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。

7:24 しかし、イエスは永遠に生きているので、変わることのない祭司職を持っておられるのです。

7:25 それでまた、この方は常に生きていて、人々のために執り成しておられるので、御自分を通して神に近づく人たちを、完全に救うことがおできになります。

7:26 このように聖であり、罪なく、汚れなく、罪人から離され、もろもろの天よりも高くされている大祭司こそ、わたしたちにとって必要な方なのです。