Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2009.04.19


勇者ギデオン

士師記の時代はイスラエルの民は一応各部族ごとの割り当て地を得て、神の聖絶の命にも妥協し、その結果現地の民と混交し、主にある純粋さを失っていました。霊的な弛緩状態と言えます。この時に主は12名の士師たちを起こされます。彼らはある意味ローカルな働きをなし、一時の霊的覚醒を呼び覚ましますが、民は何度も失敗を繰り返します。主は彼らをミデアン人に渡し、彼らは命の種と糧を強奪します。このような中でギデオンが起こされます。ギデオンは必ずしも勇者として召命に応じたのではなく、二度も主を試しました。しかし主は彼の召命を確証されました。彼の周りには32,000人の軍隊が集まりましたが、彼らはふるいにかけられます。自分のことを第一にする者たちは主の軍隊としてふさわしくありません。また人は数を頼むものですが、神はご自身の力を証される神です。かくして300名が残されるのです。現在の信仰者も同じ場面にあります。一応の生活はできるし、主の恵みも味わっていますが、真に神のために供え物となる者たちはあまり多くはありません。しかし神は終わりの時代において、このような少数の真に主の必要を心に留める者たちを求めておられます。残される300人となることができたら幸いです。その後勝利したギデオンは民から自分たちを治めて欲しいと求められますが、彼はそれを拒絶します。なぜなら民を治めるべきお方は主ご自身をおいて他にないからです。私たちも同じです。人間のリーダーに従うのではなく、ただキリストのみに従いゆきましょう。


<<週報メッセージアウトライン>>
pdfファイル)


聖書:士師記6−7章

@ミディアンに渡された民の状態(6:1-6):いのちの種と糧を強奪される(cf.マタイ13:4)
Aギデオンの召命(6:11-40):現実を見て尻込みする(15節)
B主の確証(6:21)→主の霊がギデオンを覆う(34節);2回のしるし(36-40節)
C300人のよりわけ(7:1-8)→自分の必要ではなく主の必要を顧みるか(cf.1コリント9:7)
D大麦の丸いパンの幻(13-14節)→大麦=復活(レビ23:11;cf.1コリント15:20)、丸いパン=キリスト(ヨハネ6:33,35)
E水がめの中に隠されたたいまつ(16節)→内なる光を放つために、外なるかめを割る必要がある(19節;cf.マタイ5:15;マルコ14:3)
F角笛を吹く→終わりの時代の警鐘と主の救いの証をする→勝利(24節)
G民の要請とギデオンの回答(8:23)


●暗証聖句●

6:12 主の御使いは彼に現れて言った。「勇者よ、主はあなたと共におられます。」

6:16 主は彼に言われた。「わたしがあなたと共にいるから、あなたはミディアン人をあたかも一人の人を倒すように打ち倒すことができる。」

6:34 主の霊がギデオンを覆った。

7:19 ギデオンと彼の率いる百人が、深夜の更の初めに敵陣の端に着いたとき、ちょうど歩哨が位置についたところであった。彼らは角笛を吹き、持っていた水がめを砕いた。

 7:20 三つの小隊はそろって角笛を吹き、水がめを割って、松明を左手にかざし、右手で角笛を吹き続け、「主のために、ギデオンのために剣を」と叫んだ。

8:23 ギデオンは彼らに答えた。「わたしはあなたたちを治めない。息子もあなたたちを治めない。主があなたたちを治められる。」