Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2007.01.28

神の国の奥義(2)


私たちは霊、魂、体だからなります。この世に生を受けたときに私たちの霊はアダムの罪のために死んでいました。かくして神から切り離され、この世を自分の資源(体と魂)で生き延びる宿命を負っていたのです。これが肉のあり方です。善をなすことでも自分の資源によるのであれば肉です。神に頼らないことことが人類の諸悲劇のルーツです。かくして私たちはこの世の君の支配の下で、この世の霊力に従って生きていたのです。しかし神は時代を定めておられ、時至って御子が来られました。この時に実際的に神の国がこの地上に切り込んだのです。御子は神の国を、ご自身の死と復活によっていのちを与える霊として、御霊により私たちのうちに住まわれる存在として、拡大しておられます。神の国は現在到来しつつあります。そしていずれ再臨の時に地上にご自身の国を確立されます。この国に入る条件は自己からキリストへの転機、すなわち悔い改めによります。私たちが悔い改める時、私たちの霊が再生され、神に対して生きるようになりました。いのちが撒き込まれ、それは日々育ちます。私たちの責任は神の国の主権者である方に服すること。その方に頼ること。その方の方法によって生きることです。この意味で私ではなくキリスト。服すれば服するほど神の国の豊かさを味わい知ることができるでしょう。悔い改めは絶えず瞬間瞬間のことです。自己からキリストへ向かって。


<<週報&メッセージアウトライン>>
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=神の国に入る条件=


1.すべての時代(kainos)と領域は神の主権により定められた(使徒17:26)
2.3つの時制に注意:
@ 神の国の実質はキリストと共に到来した(has come;マルコ1:15)
※神の国とは全被造物の上に対する神の主権の行使と神のご計画の成就を言う(NetBible)
A 神の国は私たちの中に確立しつつある(is coming;マルコ4:26-27)
B 神の国は目に見える形で現れる(will come;1コリント15:24)
3.神の国に入る条件
@私たちの構成:霊(spirit)、魂(soul)、体(body)(創世記2:7,8)
A私たちの状態:アダムの罪により肉となり神の霊はとどまらず(創世記6:3)、罪と罪過の中で霊が死んでおり(エペソ2:1)、世の霊力の元にいた(同2節)→肉(flesh)による生き方=自己の魂と体による自力のサバイバル
B悔い改める(=向きを変えることi.e.自己からキリストへ)(マルコ1:15)
C御名を呼ぶ(ローマ10:13)
D霊から生まれる(ヨハネ3:3,5)→信仰による;聖霊の内住を受けるとき、キリストが私の霊に住まわれる(ヨハネ16:13,14;ローマ8:10;2コリント13:5)
Eキリストとの結合=ひとつの霊となること(1コリント6:17)
F神のタネがまかれ(いのちを得る)、キリストの頭首権に服する→服すれば服するほど平安と安息が満ちる



【暗証聖句】
使徒17:26-28 神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。これは、神を求めさせるためであって、もし探り求めることでもあるなら、神を見いだすこともあるのです。確かに、神は、私たちひとりひとりから遠く離れてはおられません。私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。


エペソ2:1-2 あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。

ヨハネ3:5-6はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。肉から生まれたものは肉である。霊から生まれたものは霊である。