Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2007.01.21

神の国の奥義(1)


私たちがクリスチャンになったことは何を意味するのでしょうか。単なる天国行きの切符を得たという幼稚な理解を脱しましょう。御言葉に啓示されている神の国の奥義は私たちの地上の歩みと密接に関係します。神の国(The Kingdom of God)は神の主権が及ぶすべての時代と領域を意味します。神は永遠の王であり、統治者です。全宇宙は神の主権によって経営されています。しかし現在の人類は神のいのちと栄光から遠く離れ、虚無に落ちています。このいのちの領域を回復してくださったのがイエスご自身であり、私たちはそのいのちの領域に生きる者とされました。これがエクレシアであり、これが天の国(The Kingdom of heavens)の現在と次の千年期の経綸における実際です。現在の私たちにおいてはこの二つは区別されません。私たちが経てきた人生においては悲惨と苦難と悲しみと労苦に満ちていました。これはいのちの領域の外、すなわち御国の外に生きている結果です。かくして私たちはある時に御国に入ることができました。この国はキリストのいのちと統治の実現する国であり、すべてがキリストにあって、キリストのために、キリストのゆえに満たされる国です。私たちは客観的にはその国に新たに生まれたのですが、主観的にそれを生きることはまた別のことです。そこでこのシリーズでは神の国の実際を生きるコツを御言葉からシャアしていきたいと考えています。


<<週報&メッセージアウトライン>>
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1.神の国は奥義である(ルカ8:10)
2.神の国(Kingdom of God)の定義:神の主権の及ぶすべての時代と領域(エレミヤ10:10)
3.天の国/御国(Kingdom of heavens:複数形)の定義:イエスの到来以降の教会(いのちの領域)と来るべき千年期の天の領域(マタイ9:35;8:12参照)
 ※現在の経綸では教会において神の国と天の国は重なっている。マタイ以外では区 
 別しないで用いている。
4.現経綸(オイコノミア)における神の国あるいは御国の存在する領域は私たちの心(ルカ17:21)→神の国は私たちの心(土壌)に種(御言葉)が撒かれ(マルコ4:26)、私たちの内に育ち(マルコ4:8,20)、また間にキリストの統治が確立される(エペソ3:10;コロサイ1:13)



【暗証聖句】

・ルカ8:10あなたがたに、神の国の奥義を知ることが許されている
・エレミヤ10:10 しかし、主はまことの神、生ける神、とこしえの王。その怒りに地は震え、その憤りに国々は耐えられない。
・エレミヤ10:12 主は、御力をもって地を造り、知恵をもって世界を堅く建て、英知をもって天を張られた。
・マタイ9:35 それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。
・ルカ17:20 さて、神の国はいつ来るのか、とパリサイ人たちに尋ねられたとき、イエスは答えて言われた。「神の国は、人の目で認められるようにして来るものではありません。
・ルカ 17:21 『そら、ここにある。』とか、『あそこにある。』とか言えるようなものではありません。いいですか。神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」
・マルコ4:26 また言われた。「神の国は、人が地に種を蒔くようなもの
・同4:20 良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちです。」
・エペソ 3:10 これは、今、天にある支配と権威とに対して、教会を通して、神の豊かな知恵が示されるためであって、
・同 3:11 私たちの主キリスト・イエスにおいて実現された神の永遠のご計画に沿ったことです。
・コロサイ1:13 神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。