Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.11.27



神のエコノミーK

−二つの垂れ幕−

幕屋の至聖所と聖所を隔てる幕は4色の糸でケルビムが刺繍されていました。ケルビムは神の裁きの代理であり、被造物の象徴でもあります。アダムの堕落以降、霊と魂は幕で隔てられたのです。イエスはご自分がまず被造物の代表とし、十字架でご自分の肉体を裂くことにより、神の裁きを負うと同時に、古い創造を終わらせました。こうして幕は上から下まで裂け、至聖所に至る道を開いて下さったのです。しかし私たちの経験的レベルでもこの魂と霊を隔てる幕が裂かれる必要があります。これが十字架の経験です。それは主に向く時にその覆いが取り除かれるのです。古い物と新しい物が弁別される経験です。その幕は4本の金箔の張られたアカシア材の上の金(神の義)の鉤に吊り下げられ、その台座は銀(神の贖い)でした。幕屋の入り口にも幕がありました。これも4色の糸による刺繍がありましたが、ケルビムはありませんでした。5本の柱の金の鉤に吊り下げられ、その台座は青銅(神の裁き)でした。私たちは幕が裂かれた時、古い人が終わらされ、新しい復活の人が誕生し、すべては新しくされています。が、主観的経験としても日々その裂かれる経験が必要です。ますます覆いを取り除いていただく必要があります。こうして御霊なる主の働きにより日々キリストの栄光を鏡に映しつつ、主と同じ姿に変えられていきます。これがメタモルフォーシスです。同時に祭司の役目を果たすのです。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.幕屋建造の順序(出エジプト25-30章;1コリント2:9)

@契約の箱→パンの机→燭台→幕屋の幕→壁板・横木→至聖所の垂れ幕→入り口の幕→祭壇→庭→常夜燈→祭司服→聖別→祭壇→いのちの代償→手足の清め→聖別の油→香料

G 至聖所の垂れ幕(出エジプト26:31-35)

・垂れ幕はキリスト(ヘブル10:20)→ご自身の血により、いのちの道を開いて下さった
・青、紫、緋色の毛糸、亜麻のより糸(比較26:1)→青=天を強調
・ケルビム=神の裁きの執行人(創世記3:24)、また被造物の代表(神はその上に座せられる;イザヤ37:16など)
・私たちの魂と霊を隔てる幕も裂かれる必要がある(ヘブル4:12;2コリント3:16)
・巧みな細工が施される→われわれの人生の配剤と配置
・年に一度大祭司のみが入れた(ヘブル9:7-8)
・キリストの死によって幕は避ける→ケルビムによる裁きがキリストに下った+神と人の隔ての象徴であるケルビムが幕と共に裂かれた+旧創造が終わった(2コリント5:17)
・キリストの初穂としての復活によって、新しい創造が誕生した(1コリント15:20)
・4本の柱の上の金の鉤にかけ、柱の台座は銀


H 幕屋の入り口の幕(36節)

・つづれ織りの幕(刺繍をした幕)、ケルビムはない
・5本の金箔を覆ったアカシア材に金の鉤、青銅の台座を据える


■暗証聖句: ヘブル10:19−20;2コリント5:17

こういうわけですから、兄弟たち。私たちは、イエスの血によって大胆にまことの聖所にはいることができるのです。イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださったのです。

だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。