Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.10.16



神のエコノミーE

−タラントの投資対象:幕屋(続き)−

旧約のイスラエルの民は経綸的に選ばれ、彼らを見るときに新約に生きる私たちのあり方を見る事ができます。幕屋の素材はすべてキリストの神性、人性、人となり、御業、御心を現す物であり、実に精緻に構成されています。この幕屋を天の設計図どおりに設営する必要があるのです。そこで働く人々は、一般の民、レビ人、祭司からなりました。一般の人々は神の家を構成する素材です。私たちクリスチャンも生ける石として神の家に建て上げられるのです。レビ人は幕屋の設営や調度品の管理を任されました。私たちも同じようにそれぞれに委ねられて調度品を管理するのです。祭司は犠牲の動物や、聖所調度品の管理を任され、年に一度大祭司のみが血と香をたずさえて至聖所に入ることができました。今の私たちはすでにまことの犠牲の実体であるキリストがその血を注がれた故に、大胆にはばかることなく、いつでも至聖所に入って主と交わることができるのです。このイスラエルの3種の人々は私たちのアイデンティティを表わし、現在の新約でキリストによって成就されたその霊的リアリティを目に見える形で提示して下さっているのです。神の目的はご自身の住まいを得ること。その住まいは天の設計図に忠実に従うべきこと。そこにいた民はみなその目的のためにそれぞれのタラントを捧げ、活用し、管理していたこと。これが今の私たちにも求められています。



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.タラントを投資する対象:幕屋の建造

@幕屋の素材:(25章)

・やぎの毛-預言者なるキリスト(cf.ゼカリヤ13:4,5;エリヤ-2列王記1:8;バプテスマのヨハネ-マタイ3:4)
・赤くなめした雄羊の皮:任職の雄羊(出エジプト29:26);赤くなめす=キリストの献身的生涯→主は赤くなめされた方
・ジュゴンの皮:キリストの外見(イザヤ53:2)
・アカシヤ材:キリストの人性と幕屋の素材なるキリスト者(主に似る者)→水のないところで育つ、密につまった木
・注ぎの油:聖霊→油注ぎを受ける者=王・祭司・預言者=実体はキリスト
・香りの高い香:神の前でのキリストの香ばしさ(エペソ5:2)
・宝石類:造り替えら
れた信者の特徴(cf.黙示録の都)
・聖所:神の住まい(私たちの霊→魂)(出エジプト25:8;エペソ2:22;黙示録21:3)


Aイスラエルの民

・一般の人々(レビ4:27)−イスラエル民族の一般構成者(エペソ2:21-22)
・レビ人(民1:50-53)−幕屋の設営や用具などの管理(1コリント4:1,2;1ペテロ4:10)
・祭司(レビ1章)−いけにえ、金の燭台、備えのパン、香壇などの管理(1ペテロ2:5;ヘブル10:19)
・これらは私たちのアイデンティティを示す


■暗証聖句:エペソ2:21,22;1ペテロ4:10;2:5

この方にあって、組み合わされた建物の全体が成長し、主にある聖なる宮となるのであり、 このキリストにあって、あなたがたもともに建てられ、御霊によって神の御住まいとなるのです

それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。

あなたがたも生ける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。