Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2005.09.25



神のエコノミーB

−タラントの投資対象−

タラントは主がご自身の主権をもって、それぞれの能力に応じて分配されます。聖霊派がよくやるように得ることによって能力を獲得しようとすることは順序が逆です。神の国のタラントには力がありますから、それを扱える能力以上のものを任せることはむしろ危険なのです。したがってタラントを受けるためには私たちの側が能力を養ってキャパシティを拡大する必要があります。この能力は信仰といのちの度量であって、いのちの分化と成長によるものです。まず第一にいのちに重点を置いて下さい。ではそもそもタラントとは何なのでしょう。タラントとは第一義的に御言葉であり、御言葉の理解力であり、御言葉を解き明かすことであり、御言葉を語ることです。私たちの信仰生活は御言葉を離れてはあり得ません。この意味でいわゆる賜物や働きやしるし不思議だけを求める最近の情勢に対しては警鐘を鳴らしたいと思います。次にタラントの投資先ですが、それらは自分自身、兄弟姉妹、そして未信者です。いずれの場合も原則は肉に撒くのではなく、霊に撒く必要があります。自分のうちにキリストの言葉を豊かに住まわせ、互いに真理・真実を語り、時が良くても悪くても御言葉を語り続けることです。これを倦むことなく、忍耐をもって、そして信じて行なうならば永遠のいのちを刈り取ります。そのために賜物や力やしるし・不思議が伴うのです。また物質的な富も付録として備えて下さいます。かくして豊かに撒く者は豊かに刈り取るようになります。持っている者はますます豊かになるのです!



1.神のご計画(=オイコノミア)

・神の家族を得、その家族の中で管理・配分・配剤を行うこと(エペソ1:10;3:2;テトス1:7)

・究極的には神の子たちの出現(ローマ8章)


2.タラントを投資する対象

@タラントの配分の原則:それぞれの力・能力(dunamis)に応じて

 注意:タラントをもらうことによって能力を得るのではなく、すでに持っている能力に従ってタラントが与えられる

A能力を養う必要性:能力はいのちの分化と成長による

Bタラントとは何か→御言葉・御言葉の理解力・御言葉を語る力、etc.

Cタラントを投資する対象

 原則:肉に撒くのではなく、霊に撒く(ガラテヤ6:8a)

 ( i )自分自身:
   ・自分自身に御言葉を語る(詩篇103編)
   ・キリストの言葉を豊かに住まわせる(コロサイ3:16)
   ・思いを霊につける(ローマ8:5,6)


 ( ii )兄弟姉妹:
   ・互いに教え、戒めあい、霊の歌を持って賛美する(コロサイ3:16)
   ・忍耐し合う(コロサイ3:13)→相手の良心(霊の一部)に触れる
   ・隣人に真理を語る(エペソ4:25)


 ( iii )未信者:
   ・善をなす(ガラテヤ6:9)
   ・時が良くても悪くでも御言葉を語る(2テモテ4:2)
   ・寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい(同)


  結果:永遠のいのちを刈り取る(ガラテヤ6:8b)


■暗証聖句:コロサイ3:16;2テモテ4:2

キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。

みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め戒め、また勧めなさい。