Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2004.04.04


豊かな交わりを養う(3)

私たちの内面生活が豊かにされる鍵は、思いと感情の正しい相互作用が必要です。精神にはエネルギーがあり、それが私たちの意識の表象(思い浮かぶ事柄)に意識が集中するときに、エネルギーがそこに備給(カセクト)されます。このエネルギーが適切な形での認知と判断に基づく行動によって解消されるときに、心は緊張を解かれて安息し、また満足感を覚えます。しばしば心を病む人は、正しい認知ができず、自分の置かれた環境と関係ない判断によって、意志決定をし、行動を起こします。このため状況が解消されないままに心は緊張感を抱き続けるのです。こうして焦れば焦るほど、認知は歪み、行動もズレてきます。こうして内側に不満・葛藤・憎悪・怒り・妬み・恨みなどの消極的エネルギーを蓄え込み、心は暗くされるままになります。これが敵の働く足場となります。交わりが豊かになるために、この溜め込んだ消極的エネルギーを積極的な形で流し出す必要があります。固まっていたエネルギーが溶けて流れ出せば、心は解放され、解放されると神の愛が御霊によって直ちに流れ込むようになります。自己主張や自己を認めてもらうとか、自己の何かを守ろうとしないこと。「失うこと・得ようとしないこと」―これが鍵です。十字架の適用を受けることを拒む人はずっと空回りでしょう。十字架の適用を受ければ、手がかりをつかむでしょう。それは豊かないのちの道への第一歩です。

1.霊の機能

良心(Conscience)、直覚(Intuition)、交わり(Fellowship)


2. 思い(mind)と感情(emotion)

@精神的エネルギーのカセクシス:思いに浮かんだ表象に感情のエネルギーが備給される

A精神的エネルギーのカタルシス:備給されたエネルギーが自我の求める状態が実現することにより解消する→解放感と安堵感、リラックス

Bフラストレーションの原因:カセクトされたエネルギーが解消されないままに残る→感:情観念複合体+ある種の霊(人格を持つ霊ではなく)=霊感情観念複合体

C健康な精神:エネルギーの備給→正しい認知と行動→エネルギーの解消→満足・安心感→・・・

D病んだ精神:エネルギーの備給→過った認知と行動→エネルギーが残る(シコリ)→不満・不安→・・・

E霊から独立した思いと感情の相互作用(肉)→死(ローマ8:6a)

F霊に依存した思いと感情の相互作用→いのちと平安(ローマ8:6b)

G交わりの機能を育てる→鍵は主に対する願いと明け渡し

H交わりの障害:自分の思うとおりに、自分を主張すること;自分を失いたくない(ルカ9:23,24)→十字架の適用(自分を救おうとしないこと)