Kingdom Fellowship Church

Message Outlines

2002.12.08

聖書真理シリーズ


キリストの御霊I

信仰は目に見えない霊的リアリティの実体化です。私たちの信仰が大切なのではなく、信仰の実質が重要です。神が愛だから愛してくださり、神が真実だから約束を満たして下さるのです。よって信仰の対象を何とするかがポイントです。「ワードフェイス運動」はここで罠にはまる危険があります。自分の信仰のサイズは気にする必要がありません。からし種一粒でOKです!信仰は聞くことによります。神の息吹きである神の言葉を内側に蓄積し、御霊に信頼する時、御霊はご自分の時と方法で御言葉を思い起こさせてくださいます。私たちの大脳の記憶と御霊の記憶が相互作用するのです。この時御言葉が開けて光を放ち、それは知恵となり、いのちとなります。わたしたちにはすでに信仰の霊があるのです。自分のガンバリではなく、この御霊に頼る時、信仰は誕生します。そのためにこそ御霊が与えられているのです!大切な点は愛です。愛のない信仰はむなしいですが、信仰によらないことはすべて罪です。愛によって働く信仰だけが大切なのです。こうして愛と信仰は互いに増幅し合いつつ育ちます。愛された人だけが真に愛することができます。信じるときわたしたちは自分のわざを止めて安息します。同時に安息から誕生する行いが生まれます。これが永遠に残る実であり、わたしたちはこの実を享受することができるのです。ついには御国を得る者となるでしょう!


1. 信仰とは

 ・目に見えない霊的リアリティの実体化(substanciation、ヘブル11:1)

 ・ ただ信じます、信じます、ではなく、信仰の実質がポイント(1コリント15:14)→

  私たちの”信仰”を信仰する罠に注意!(「ワード・フェイス運動」の問題)

   例:槍と土人の”信仰”

 ・ 霊なる神との関係はすべて霊から生まれる信仰による(ヨハネ3:23)

  →旧約も新約も信仰によってのみ義とされた(ローマ4章)


2. 御霊と信仰

 @ 信仰のルーツ:聞く事による、聞く事はキリストの言葉による(ローマ10:17)

 A 信仰のことばのありか:わたしたちの口と心(ローマ10:8)

 B 信仰のはかり:それぞれに計り与えられている(ローマ12:3)

 C 信仰の大きさ:からし種一粒でよい(マタイ17:20)→自分の信仰を探らないこと(わたし

  たちのうちは空っぽ)

 D 信仰の誕生:自分の努力ではない→信仰の霊による(2コリント4:13)

 E 信仰のプロセス:神の言葉(神の息吹き)→聞く→思い→御霊が再度息吹く→霊にお

  ける啓示(光)→リアリティに触れる→経験

 F 信仰の二つの要素:外的記憶(outer memory)=わたしたちの大脳に記憶された御言

  葉(コロサイ3:16)、聖霊の記憶(Holy Spirit memory)=御霊が時々に適切な言葉を指

  摘する(ヨハネ14:26)

 G 愛と信仰:愛のない信仰はむなしい(1コリント13:2)

         信仰によらないことはすべて罪である(ローマ14:23)

         大切なのは愛によって働く信仰(ガラテヤ5:6)

         →愛があるとき、信仰は自然と生じる

     ※第一に神に対する愛、その愛によって隣人を愛することができる(ガンバリの愛

      ではない!)

 H信仰の結果:安息に入る(ヘブル4:3,10)→行い→実(結果)を享受する(ヤコブ2:22)



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